講 師 紹 介

平成30年6月 日の峰教室にて
平成30年6月 日の峰教室にて

清原絵画教室の講師は美術家の清原健彦です。こんな絵を描いています。↓


自己紹介 

平成30(2018)年6月9日

清原絵画教室講師 清原健彦

 

 

 私が絵の世界にとびこんだのは1991年、25歳の春のことですが、3年後に3人展を開いて初めて絵を売り、その翌年に初の個展を開きました。ほとんど手ほどきを受けずに作家活動を始めた私は、多くのことをギャラリーで学びました。個展を開き、その空間で自分の作品と対話し、鑑賞者と対話する中で刺激を受け、問題意識と感受性を磨きました。それはおそらく最も有効な勉強法の一つでしょう。私は、美術家(アーティスト)になってから、美術家として、美術を学んだのです。ゆえに美術教育不要、なりきった者勝ち、画材を手に入れ、描き、どこかで発表すればよい、と思っているのです。重要なのは気構えです。

 

 とはいえ全くの独力は難しいかもしれません。私も最初は東京・目黒にある鷹美術研究所(鷹美)という画塾に入りました。鷹美は空間とモチーフが充実しており、思う存分描ける場所でした。そして、舞台でした。自転車を買って通い、朝から夕方まで裸婦・静物・石膏を素描し、夜はアルバイトという日々を送る中で、私は物語を得ました。ささやかな一人芝居でしたが、そうした自己陶酔経験が美術家としてのアイデンティティを作る基礎になったと思います。

 

 鷹美では具体的指導がほとんどありませんでした。それもまた良い要素でした。生徒を主体的・自律的存在と見なすならば、口出しは不要です。鷹美では自分で調べ、自分で考え、何をどう鍛えるかを自ら設計し、訓練する姿勢を身につけることができましたし、それが指導にも役立っていると思います。

 

 そして多くの美大や画塾がそうであるように、鷹美も日頃の雑談が愉快でした。山口鷹所長の「うまくなる一番のコツは発表すること」は重要な一言でした。積極的に発表し、自律的に道を切り開く。この規範的態度をそこで学びました。

 

 ですから後年絵画教室を開き、講師となった私はそれを継承し、生徒を自律的存在として放任し、困ったら助ける指導を是と考え、そして実践したのです。

 

 その一方で、私は入念に道(メソッド群)を作りました。最初のメソッドを作り、それが機能するのを見た時、「自分は未熟者も熟練者も等しく自律的な作家と見なしている。だからこそ多様な個性、多様な美意識、多様な作風、多様な習熟度にあてはまる汎用的・普遍的な道を作りたい。そして自分にはそれができるようだ」と実感したからです。それ以来、狭量な価値観や主義の押しつけではなく、美術の道を歩む全ての者が持っておくべき視点・問題意識を持つように仕向ける道(メソッド群)作りを心がけ、今に至るまで作り続けているのです。それが講師としての私の、一つの生産物です。

 

 私は美術教育を受けぬまま、美術作家に次いで、いわばメソッド作家にもなりました。美術教育を受けたことのない者が行う指導法は多分ちょっとユニーク(独自)に見えるだろうと思います。しかしそれは従来に無く、一般に流通しておらず、ここにしかないものです。

 

 自分は単独・我流で山を歩いて来た者です。その自分が、道につまずく人を見て整備したら、ちょっと珍妙なものになってしまったかもしれませんが、しかし、整備したらたくさんの人が喜んで歩くようになったので、張り切って色々、たくさん、作ってしまったのです。かくしてメソッドは私の主要な創作品となり、その道に人を導き入れ通過させるのは、非常に面白く尊いゲームになってしまいました。

 

 私は多くの失敗絵画を生むことで絵画を学んできました。だから何がなぜまずいのか、どこからまずくなるのかに通暁しています。別言すれば、人がまずい絵を描こうとする時の発想もよく分かるのです。それはまた、まずい絵にも魅力を感じることができる能力でもあります。作者の意図が分かるから、そこに感情移入できるのです。共感できるのです。また、色々な試行錯誤を重ねてきた私は生徒の多様な個性、多様な希望に対応することも得意です。いわば、ぶれまくってきたのが強みになっています。だから私に絵を見せた人の多くは落胆するのをやめ、勇躍奮起します。

 

 だから私にとって、生徒を良い気持ちにさせる事はそう難しいことではありません。しかしそれは私の主要な仕事ではなく、まあ、それはもう辞めたんです。

 

 私の仕事は生徒の士気を高め、実戦に斬りこめるようにすることです。それを可能にするのがメソッドです。必ずしも職業アーティストにならなくてもいいでしょう。しかしこの教室でメソッドを通り抜け、主体者、生産者として芸術人生を送る志と能力を得てほしいと思います。それは最高に尊い冒険となるでしょう。冒険なら単独行が一番という人は多く、私も単独派です。それはそれでいいでしょう。しかし一人旅をはじめるのが不安な人は、船に乗る手もあります。それが清原絵画教室です。

  

 清原絵画教室生徒が備えているべき資質、それはいったい何でしょう?一つの船があり、「客」ではなく「乗組員」として理想郷を目指すこと、そしてそれを楽しめることです。その資質があれば経験も技量も問いません.。

 

 


好きな表現者

 

■画家

ジョルジョ・デ・キリコ

エドワード・ホッパー

 

■音楽家

ブライアン・イーノ

 

■映画監督

ケン・ローチ

 

 


履歴

 

■前史(幼少期から平成14年清原絵画教室発足まで)

 

■美術家 

昭和40(1965)年 神戸市に生まれる
昭和63(1988)年 追手門学院大学文学部心理学科(認知心理学専攻)卒業


個展
平成11(1999)年 シティギャラリー(大阪市)
平成12(2000)年  シティギャラリー(大阪市)
平成13(2001)年 シティギャラリー(大阪市)
平成14(2002)年  大阪府立現代美術センター  美術館企画 photography2 写真―絵画との親和(大阪市)
平成15(2003)年  グストハウス 展開 IX  画廊企画 ―現代アートに求めるもの、求められるもの―(神戸市)   
平成15(2003)年 シティギャラリー(大阪市)
平成18(2006)年 トアロード画廊(神戸市)            
平成20(2008)年 トアロード画廊(神戸市)
平成21(2009)年 トアロード画廊(神戸市)
平成22(2010)年  トアロード画廊(神戸市)

平成23年(2011)年   画文集「いなとやまとしもつき」(イデア制作所)発行
平成24(2012)年  飯田市立中央図書館(長野県飯田市)

平成25(2013)年  椋鳩十記念館・記念図書館(長野県喬木村)

 

グループ展
平成16(2004)年 イデア―現代のロマン派絵画(I)[石橋宗明企画、古巻和芳・田中美和との3人展](ギャラリー ドゥ/神戸市)
平成17(2005)年 30+9展(トアロード画廊/神戸市)

 
アートフェア
平成17(2005)年 ART in CASO 2005(ギャラリーほそかわ/CASO/大阪市)

 

挿画
平成17(2005)年7-9月 神戸新聞 「思い出シネマ」 全11回分
平成18(2006)年1-3月 神戸新聞 「思い出シネマ」 全11回分
平成28(2016)年10月   ニューひょうごごこく平成28年秋号「ひょうごと私」
平成29(2017)年4月    ニューひょうごごこく平成29年春号「ひょうごと私」

 
壁画
平成13(2001)年 三重中央開発産業廃棄物処理場(三重県伊賀上野市)

 

室内装飾
平成30(2018)年 大室整形外科(兵庫県姫路市)

 

掲載メディア
平成11(1999)年5月号 美術手帖 展評(小口済子 評)

 
受賞
平成19(2007)年 兵庫県芸術奨励賞 歴代受賞者

 

■受注仕事

姫路市大室整形外科リハビリ病棟空間装飾

長野県松川町公共サイン(看板・ロールスクリーン)原画

伊賀上野市産業廃棄物処理施設壁画

神戸新聞連載「思い出シネマ」挿画

兵庫県広報誌挿画

ムック「関西スケッチさんぽ」(京阪神エル・マガジン社)実技指導ページ担当・作品提供など

その他、各種企業・行政機関発注による制作多数

 

 

■講師(清原絵画教室以外)

平成17(2005)年 京都嵯峨美術大学短期大学部美術学科非常勤講師 

平成23(2011)年  同職を退職

平成24(2012)年 長野県飯田市・遠山郷で公開講座

平成25(2013)年 長野県松川町で公開講座

平成25(2013)年 兵庫県姫路市家島で公開講座

カルチャーセンター講師歴 5か所13年

 

 

■清原絵画教室の足跡 

主宰あいさつ(教室発足から平成29年までの経緯が記されています)

 

平成14年 清原絵画教室発足

平成15年 第1回アートピクニック(写生会)開催 神戸市ドンキーバレー 

以後、須磨山上遊園、六甲牧場、森林植物園、湊川神社、明石公園、太山寺、須磨離宮公園、しあわせの村、メリケンパーク、北野異人館街、有馬温泉、オテル・ド・摩耶、兵庫県立美術館、須磨寺、奈良公園、神戸ブランチ、ハーバーランド煉瓦倉庫、弓削牧場、みのたにグリーンスポーツホテル、   布引ハーブ園、神戸旧居留地等、随所で開催

平成16年 グループ風花/蝸牛作戦のはじまり展(事実上の第1回清原絵画教室生徒作品展)

平成17年 清原絵画教室生徒作品展(事実上の第2回展)以後毎年開催

平成18年 第3回清原絵画教室生徒作品展

平成19年 第4回清原絵画教室生徒作品展 

平成19年 第1回秋合宿(絵画旅行)開催 岡山県邑久・牛窓

平成19年 教室ウェブサイトとブログ開設

平成20年 第5回清原絵画教室生徒作品展 

平成20年 探偵ナイトスクープに講師と生徒が絵画助っ人として出演

平成20年 酒井臣吾著『一から始める大人のための「絵」のレッスン』(PHP研究所発行)に実践協力

平成20年 第2回秋合宿 岡山県日生

平成20年 「部分積み上げ方式」展

平成21年 第6回清原絵画教室生徒作品展           

平成21年 宝塚歌劇タカラジェンヌ凰稀かなめを迎えての即席講座/ケーブルテレビ収録・放映

平成21年 第3回秋合宿 長野県松川町・中川村・大鹿村

平成22年 第7回清原絵画教室生徒作品展 

平成22年 第4回秋合宿 神戸市しあわせの村

平成23年 第8回清原絵画教室生徒作品展 

平成23年 第5回秋合宿 兵庫県赤穂市

平成24年 第9回清原絵画教室生徒作品展 

平成24年 第6回秋合宿 神戸市しあわせの村

平成25年 第10回清原絵画教室生徒作品展 

平成25年 第7回秋合宿 神戸市しあわせの村

平成26年 第11回清原絵画教室展(清原絵画教室生徒作品展から改称) 

平成26年 第8回秋合宿 神戸市しあわせの村

平成27年 第12回清原絵画教室展

平成27年 第9回秋合宿 神戸市しあわせの村

平成28年 第13回清原絵画教室展

平成28年 第10回秋合宿 奈良県明日香村

平成28年 「名所を歩く関西スケッチさんぽ」(京阪神エルマガジン社)発行 風景スケッチの基本指導を担当するとともに、写生画と助言を提供

平成29年 第14回清原絵画教室展

平成29年 会則を策定し、理念・目的・指導方針・運営システムを明確にする

平成29年 第11回秋合宿 =長野県松川町主催による「アートピクニック(写生会)」参加

平成30年 第15回清原絵画教室展

平成30年 第21回アートピクニック@榎忠工房 神戸市西区

平成30年 専攻科開設

 

清原絵画教室展 過去の全出品作品 

 

前史