さあ、アートジャーニーをはじめよう!
清原健彦 光のマッス095 1030×728mm キャンバスに油彩 2006年
本科指導理念
なぜ完全未経験者でもアーティストになれるのか?
その理由を説明して参ります。
まず、アーティストとはどんな存在なのかを、四段階に分けて考察してみましょう。
当研究所は、人がアーティストになる進路を以下のように考えます。
1. アーティストの自覚を持つ段階
2. 生産者の段階
3. 誰が見てもアーティストの段階
4. すぐれたアーティストの段階
私たちが「あなたをアーティストにする」という時、
3の「誰が見てもアーティスト」を指します。
そこを到達目標とします。
それは到達可能な目標です。
第一段階:アーティストの自覚を持つ
このサイトをご覧の皆様は、以下のような気持ちを抱かれているのではないでしょうか。
自らの芸術表現を磨き、その表現能力を高めたい。
美しいものや驚くべきものを生み出し、歓喜を経験したい。
物語のように仲間と出会い、感受性や知性、人格を高めあい、冒険に挑みたい。
これらの気持ちが少しでも当てはまるなら、あなたはアーティストの心を持っていると言えます。
それは美しく詩的な人生を愛する姿勢であり、アートジャーニーを実現したいという思いです。
しかし同時に「自分はアーティストとして成り立つ技術を持てるのだろうか?」という不安もあるのではないでしょうか?
そして世の多くの人々もまた、芸術家はある一定の質的水準を満たしているべき、と考えています。
ところが実際の芸術家は、常に自らを発展途上と感じています。
何かを達成するたびに、新たな技術的欠陥が浮かび上がるのです。
そうした実感を常に抱いているため、
「どれくらいの技術水準なら芸術家と呼べるのか?」
という問いに対して
「それは人それぞれ。個々の表現者の個性を尊重し、自分は自分の課題に取り組むしかない」
という感覚を持っており、それが芸術家の間で広く共有されているのです。
そのため、ビギナーが自らをあまりにも厳しく評価することに対して、彼らの多くは「的外れな過小評価」と感じてもいます。
彼らは稚拙な表現の中にも価値を見出しますし、技術的な低さが芸術の質の低さに直結するとは信じていません。
アーティストになるために、技術水準以前にまずマインドが重要なのです。
「自分はアーティストである、というマインドを持てばそれでOK。」
芸術家の多くはそう考えています。
私たちもそう思います。
◾️情趣あふれる表現の中に、拙さが見られる絵画作品をいくつか紹介します。
画像をクリックしていただきますと、元のリンク先に飛び、作品情報が見られます。
↑ロンドン近郊セント・オールバンズ大聖堂の東方三博士
エレーネ・スミス「超火星の風景」1900年
←
↑アンリ・ルソー「フットボールをする人々」
1908年、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
次に、「名乗ること」について「プロフェッショナル」という言葉の意味から考えてみましょう。
プロフェッショナルとは、「皆の前で言う」という意味の言葉です。
この言葉の由来は、「信仰を告白する」ことから来ており、「神に誓って」の意味が含まれています。
これは「自分が何者かを公言し、人々のために務めを果たす人」と解釈されます。
だからアーティストを名乗るのは、自己を肯定し、他者に勇気や励ましを与える行為とも言えます。
そして芸術が冒険であり、自己の解放であるという認識に立つならば、「今この瞬間から芸術家でいよう」という気概は、崇高ですらあるとも言えます。
事実、そのような冒険精神が20世紀の芸術を鼓舞し、前進させてきたのです。
これらを踏まえると、「名乗ることができればアーティスト」と言うことは可能です。
これが、アーティストの自覚を持つということです。
これがアーティストになる第一歩です。
が、しかし‥
「自称アーティストになる気はない」
「アーティストの称号は、真摯に努力し、技術を会得した人にこそ与えられるべき」
という反論もあるでしょう。
ええ、確かに。
私たちも確かにそう思います。
私たちが「あなたをアーティストにする」という時、それはもう少し実体的で、もっと明らかに、アーティストの能力を装備することを意味します。
次の章でそれを述べます。
第二段階:生産者
※生産者:製品や農産物を生み出す人、またはサービスを提供する人
私たちは入門者にこう説いてきました。
まず、質より量で行こう
批評家になる前に生産者になろう
と。
私たちはまず、たくさんの作品を生み出す力を重視します。
それが屈託なく道を進む方法だからです。
案ずるより産むが易しです。
確かに質は重要です。
しかし、それは実践の量を通して獲得するものです。
その量を生み出すために、最初はハードルをうんと下げてやるべきです。
あなたの中の品質管理部門の合格基準を下げ、製造部門の生産量を増やすのです。
まずは、質にこだわらないでたくさん描きましょう。
低いレベルでいいから着実に作品の数を増やしていきましょう。
※低いレベルの絵すら難しいと感じることもあるでしょうが、悲観しないでください。
当研究所では、低い段階から絵を描く道筋(=メソッド)を基礎科に用意しています。
第三段階:誰がみてもアーティスト
アーティストとしての自覚を持ち、生産者として多くの作品を作れるようになったら、「誰が見てもアーティスト」としての地位を確立しましょう。
それを達成する方法はいくつかありますが、個展を開催することが特に効果的です。
この挑戦は、アーティストの本質に忠実であり、簡単かつ効果的です。
アーティストの本質とはなんでしょう。
それは、特別な空間を作る能力ではないでしょうか?
私たちはそれをゾーンと呼びます。
子供が作るかまくらや基地遊びの中で生まれるような空間のことです。
こんにち、芸術は、様々な電子端末を通して簡単に見られるようになりました。
世界遺産や国宝も電子情報として日常の中に埋没し、プロンプト(指示)を与えれば人工知能が絵を描いてくれます。
絵を見るのも描くのも、今や特別なものではなくなっているのです。
では、そのような状況下でも維持されている芸術家の仕事とは、なんでしょう?
それは、日常とは異なる特別な空間を作ることだとは言えないでしょうか?
私たちはそれを重視します。
それゆえに個展開催を推奨するのです。
作品ではなく、展覧会をプロダクト(生産物)と考えるのです。
自分の絵画作品を会場に配置し、特別な空間を作り上げるのです。
例えば、会議室などを一日借りてもいいです。
それでも特別な空間を生じさせることができます。
額装を取り払い、展示を簡素化し、多くの作品を展示すると、特別な空間が生まれます。
ここには簡素化する能力、低いレベルを許容する「能力」、量を重視する「能力」が存在します。
それらは、明らかに価値あるスキルです。
こうして個展という作品を作り上げるのです。
そしてアーティストとしての存在を確立するのです。
これは非常に簡単かつ効果的な戦略です。
私たちは、そのような戦略を伴い、個展に至る「プロセス」を整備し、実行可能なものにします。
ここでいう「プロセス」とは、目標を設定し、ロードマップを作成し、行動に移すことですが、その「プロセス」を細かく分解し、実行可能なレベルに噛み砕くことが重要です。
この噛み砕いた「プロセス」をきっちりやれば、必ずゴールに辿り着きます。
しかし、その過程で生じる様々な不安、迷い、困難があなたを阻み、立ち往生するかもしれません。
その壁も清原絵画研究所が打破します。
あなたが個展を開くまで、さまざまなヘルプを行います。
あなたはアーティストになれます。
私たちが応援します。
2023年度研究生の実例を紹介します。
クリックしてご覧ください。
本科に入って2ヶ月で個展を開いた研究生
福祉施設で働く主婦が開いた個展
現役の麻酔医が開いた個展
研究生&講師のグループ展
2023年度は本科生全員が個展を開きました。
ところで、この段階で、もっと大きな目標に向かって進むこともできます。
それは、絵画の質の向上に取り組むということです。
質の向上は、芸術家が直面すべき主要な課題です。
ただ、個人によって必要な手ほどきが異なります。
個人の自由を尊重して、踏み込んだ手ほどきをしないケースも多いです。
しかし、私たちは、もちろん踏み込んだ絵画指導も行います。
それはメソッドと呼ばれます。
当研究所には独自のメソッド群があり、それらには完全未経験者をも垂直に上昇させる力があります。
メソッドは基礎科に用意していますが、もちろん本科生も学べます。
実はメソッド群こそ、私たちの最も価値あるサービスです。
豊富な実績があります。
多くの人が、当研究所のメソッドで不可能を可能にし、スキルを身につけ、困難を切り開いてきました。
ぜひ当研究所のメソッドで腕を磨き、より高い目標を目指していただきたいです。
また、もちろん、ちゃんとしたギャラリーで展覧会を開く目標もアリです。
案内状作成、告知、搬入・展示、会期中の企画など一連の運びは、アートジャーニーの最も充実した物語になるでしょう。
現役のアーティストである講師が、これらを的確にサポートし、準備を導き、補佐します。
第四段階:すぐれたアーティスト
さて、ここまで、おおらかに前進することを鼓舞してきましたが、ここからは修行になります。
すぐれたアーティストになるには、備えるべき様々な装備があります。
すぐれたアーティストは、他者に良い影響を与える存在です。
彼らは、「他者」とは誰を指すのか、そして「良い影響」とは何を意味するのか、といった問いを真摯に探求します。
そのために、注意深く自然や文化、他の芸術家の表現を観察します。
また、美術史や批評、哲学、そして現代の動向からヒントを求め、学びます。
そして、すぐれたアーティストは自らの判断能力を鍛えています。
それは、多くのデータをインプットし、それらの比較検討を繰り返すことで鍛えられます。
どれだけ多くのデータを持っているかが鍵ですから、彼らは常にインプットを心がけ、勉強しています。
アーティストは、多くの制作実践を通して、感覚を研ぎ澄まし、運動性能を高めながら基礎を作りますが、それに知的探求を加えることで、彼らは本当にすぐれたアーティストになります。
それは冒険です。
挑戦しがいのあるゲームです。
「すぐれたアーティスト」になる旅、それこそがアートジャーニーです。
その旅に出るためにも、まずは「アーティスト」になりましょう。
それは到達可能です。
清原絵画研究所がそれを助けます。
[本科の指導内容]
完全テーラーメイドのアートコンサルタント
です。
あなた専用のロードマップを作り、それに沿った行動をヘルプしながら、アーティストの振る舞いを実装します。
1.目標設定・ロードマップ作成(所要目安:1ヶ月)
当研究所は個展開催を推奨しますが、画集作成など、ご相談に応じます。
2.アートコンサルティング(所要目安:個展の場合2ヶ月~12ヶ月)
ロードマップに沿って助言、提案、情報提供、取材・調査、具体的作業補助、進捗管理などを通して、個々人の目標実現をサポートします。
3.絵画指導(所要目安:基礎科の項をご覧ください)
完全未経験者をアーティストに変える、当教室独自のメソッドを提供します。
各自の絵画作品の講評、指導もします。
基礎科レッスン受け放題としていますが、本科レッスンの時間でも指導できます。
4.その他なんでも柔軟に(所要目安:都度)
[本科の指導形式]
・1ヶ月につき2.5時間×4回のグループレッスン
・1レッスンの最大人数:3名
(現在人数が少ないため、個別指導も可能です)
・開講日時:
毎月のカレンダー(日程表)をご覧いただき、その中からご希望の4レッスンを選んでご予約いただく形になります。
・講座会場:
研究生と講師で話し合い、都合の良い場所を柔軟に決めます。
お近くの公民館、展覧会、画材店、野外写生など、さまざまです。
ご希望であれば、ご自宅へも伺います。
オンラインレッスンも可能です。
・絵画技術指導=基礎科レッスン受け放題
・グループラインによるオンライン指導(作品添削、進捗状況の管理監督)
・対象年齢:15歳以上
◾️1ヶ月単位で受講できます。いつでも退会できます。
◾️2024年夏のキャンペーン企画:7月1日〜9月30日
その1. 初月半額:
アートをやってみたいけど、私でもできるの?
続けられるかな?
その不安、分かります。
なので1ヶ月だけ、半額でやってみませんか?
いつ辞めても大丈夫。
スタートだけ切って、やめてもいいんです。
その2. 月会費後払い制:
当研究所は、まだ発展途上です。
ベストを尽くしますが、ご満足いただけないかもしれません。
その時は料金をいただきません。
自信が無いからじゃないんです(自信、あるかも‥)。
あなたの不安を少しでも軽減したいんです。
ぜひ「試着」してください。
「半額&後払い」キャンペーン。
ぜひこのキャンペーンをご活用ください。
新しい世界に飛び込む勇気を応援したいです。
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